この度、ホームページを開設することができました。これを機に、私がこれまで培ってきたコンサルティング手法「TEAM-Eサイクル」についてご紹介したいと思います。
多様なアプローチの必要性
最初は『TOC(制約理論)』を中心にコンサルティングを行っていましたが、組織の課題解決には心理的な要素が大きく影響していることに気づきました。数字やプロセスだけでなく、「人」の感情や考え方が変革の成否を左右することが多いのです。これが私の大きな気づきでした。
一つの理論や手法だけでは、複雑な組織の問題を解決できないケースが多いことから、様々なアプローチを学び、状況に応じて最適な手法を選べるようになりました。「正しい答え」は一つではなく、それぞれの組織に合った解決策があるのです。
「インプロビゼーション」で創造性を引き出す
「インプロビゼーション(即興)」は、固定観念から解放され、柔軟な発想を促す素晴らしい手法です。ビジネスの世界では、「こうあるべき」という思い込みが新しいアイデアの芽を摘んでしまうことがよくあります。即興の考え方を取り入れることで、「Yes, and…(はい、そして…)」という発想が生まれ、チーム内の創造性が飛躍的に高まります。
問題解決の場面でも、既存の枠組みにとらわれず、新たな視点から課題を見ることができるようになります。インプロビゼーションの技法は、会議の活性化やチームビルディングにも効果的です。
「免疫マップ」で変革の障壁を特定する
変革を進める際に「わかっているけど、できない」という状況はよく起こります。「免疫マップ」は、行動の促進要因と抑制要因を明確にし、なぜ変化が起きないのかを構造的に理解するための手法です。
表面的な抵抗の奥にある本当の理由(恐れや不安など)を可視化することで、より効果的な介入方法を設計できます。組織メンバーの「変化への免疫システム」を理解し、それを尊重しながら変革を進めることが、持続可能な成果につながるのです。
「エフェクチュエーション」で不確実性に対応する
不確実性の高い環境では、目的から逆算するよりも、手元にある資源(Who I am, What I know, Who I know)から考える「エフェクチュエーション(実効)」の考え方が有効です。完璧な計画よりも小さな一歩を踏み出し、フィードバックを得ながら軌道修正していくアプローチです。
予測できない状況でも前に進み続けるための思考法として、特にイノベーションや新規事業開発の場面で力を発揮します。「許容可能な損失の範囲」で実験を繰り返すことで、リスクを管理しながら新たな可能性を探索できます。
「EQ(感情知能)」で人と組織を動かす
最終的に、あらゆる変革の成功は人の感情に左右されます。『EQ(感情知能)』の概念を取り入れることで、組織の変革を支援しています。
感情を理解し活用することは、リーダーシップの核心部分です。数字やロジックだけでなく、「なぜそれが重要なのか」という意味づけや、変革への情熱を共有することが、組織全体のエネルギーを高めます。EQを高めることで、より強固なチームワークと持続可能な成果を生み出すことができるのです。
これらの手法を組み合わせ、各企業の固有の課題に合わせてカスタマイズしたアプローチが「TEAM-Eサイクル」です。今後もこのブログを通じて、様々な事例や知見を共有していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!